りゃまがたのウイスキーノート

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テイスティングとウイスキーにまつわる雑談

【5選】ストックするほど好きなウイスキー

ウイスキー好きならば、いつ飲んでも美味しいと感じる自分の中の定番があると思います。値上げ続きの昨今、そういったウイスキーはぜひともストックしておきたいところ。そこで今回は私が実際にストックしているお気に入りのウイスキー5本を紹介します。

 

1本目 アードベッグTEN

アルコール度数 46%

市場価格 6000~7000円

初めて飲んだアイラモルトであり、自分がヘビリーピーテッドなウイスキーへの耐性があることを気づかせてくれた思い出深い1本です。強烈なピーティーさだけでなく、柑橘系の甘さ・爽やかさのバランスが素晴らしいです。雑味のないライトな酒質と思いきやミルキーな感じもあり、10年熟成でありながらここまで多層的な味わいであることが多くの人を魅了する理由だと思います。

飲み方はハイボールもロックもおいしいですが、個人的にはストレートが好きです。ライトで雑味のない飲み口なので、何杯飲んでも飲み飽きません。

TEN2本のほか、ウーガダールとコリーヴレッガン(旧ラベル)を1本ずつストック中。

 

2本目 余市

アルコール度数 45%

市場価格 5000円

このブログに登場するのが3度目の大定番のボトルです。最近は出荷量が増えたのか、店頭で目にすることが増えました。

ryamagata.hatenablog.com

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杏のような温かみのある甘さとスモーキーさが好みど真ん中で、5000円でこの味に敵うウイスキーは他にないと思っています。

飲み方は主にストレートですが、ハイボールもおすすめです。個人的に余市のキャラクターがしっかりと感じられるので、ウイスキー:炭酸水=1:2.5のちょっと濃い目のハイボールが好きです。

 

3本目 クライヌリッシュ14年

アルコール度数 46度

市場価格 7000~8000円

蜜のような上品な甘さが特徴で「華やか」という表現がぴったりのシングルモルトです。濃厚でオイリーな酒質で、麦っぽい余韻も好印象です。

14年熟成ながら結構アルコール感がありますが、少量加水することでアルコール感が薄まり、甘い香りが広がります。元が濃厚なのでトワイスアップにしても薄く感じず、おいしいです。

 

4本目 オーバン14年

アルコール度数 43度

市場価格 7000~8000円

高いレベルで味わいのバランスが取れていて、良い意味で中間的。強い甘味は糖蜜系とフルーティさの両方の要素があり、温かくも爽やかです。ピーティーさ、麦っぽさ、スパイシーさも感じ取れます。スパイシーさはアルコール感からくるネガティブなものではなく、甘さと相まってチャイのようにも感じられ、ピーティさとともに余韻に残ります。

開栓したばかりはこれらの印象が薄くて微妙な感じでしたが、1か月ほど経ってから本領を発揮しました。いまや何を飲むか悩んでいるときに真っ先に手が伸びる愛飲ボトルです。飲み方はストレートがおすすめです。

 

5本目 ローヤル

アルコール度数 43度

市場価格 3500円

今回紹介する中で唯一のブレンデッドウイスキーです。7月1日出荷分からの値上げ(税込み3696円→4290円)が発表されていて、常飲している方にとってはストック必須の1本です。

おすすめの飲み方は断然水割り。ストレートだとアルコール感が強いのですが、水割りにすると甘くフルーティな風味がふわっと広がり、これが焼き魚や煮物などの和食との相性バツグンです。

いつも作る水割りの比率はウイスキー:水=1:2~2.5です。白く濁った氷だとえぐみが出るので、必ず透明な氷を使っています。

 

まとめ

5本すべてに共通するのはフルーティーで甘みが強く、バーボン樽主体であることです。また、甘さ一辺倒ではなく、スモーキーやスパイシーなど他の要素が加わるとぐっときますね。

ちなみに5本の中で順位をつけるとしたら、1位がアードベッグTENで、2位がオーバン14年オーバン14年、その他は同率3位です。オーバン14何年は味わいのレベルが高く、いつ飲んでも十分な満足感を味わえます。ただ、アードベッグTENには他に替えが利かない個性的な魅力があるので、1位を決めるとなるとこっちですね。