謎のボウモア
先日友人宅で見たことのないボトルのボウモアを飲みました。ラベルには12年熟成とアルコール度数57%の表記に加え、テイスティングノートが書かれています。
実際に飲んでみると、濃厚な味わいでありながら、スモーキーさは現行のボウモア12年より抑え目です。また、80年代のジョニーウォーカーを飲んだときに感じた、当時の品種の麦由来と思われる香ばしさを味わえました。アルコールのアタックは57%とは思えないほど穏やかで、飲みやすいです。
持ち主曰く、実家の仏壇にあったもので、見つけたときは未開栓の新品だったとのこと。フタがプラスティックなので、すごい古いものではなく1980年代ほどのものでしょうか。また、ボトルの形状、ラベル、アルコール度数などから、ほぼ確実にオフィシャルのものではなく、ボトラーズ、もしくは個人的にボトリングされたもののように見えます。
詳細がさっぱりわからないので、ご存じの方、教えていただけると嬉しいです。
佐賀のウイスキーフェス
さて、今回は6月2日に佐賀市内で開催された『ウイスキー&スピリッツフェス佐賀2024』に参加したので、会場の様子や飲んだウイスキーの感想を記録したいと思います。
会場は佐賀市内の屋外施設「ARKS(くすかぜ広場)」で、入場料は2000円でした。会場には蒸留所やバーのほか、個人コレクターがブースを出していて、有料と無料の試飲がありました。当日は大盛況で、公式サイトの発表によると予想を超える来場者数だったため、終了2時間前から入場制限をしたとのことです。
試飲はプラカップに注いでもらえるのですが、私はグレンケアンのテイスティンググラスを持参し、プラカップからグラスに移して飲んでいました。飲んだ後はグラスに水を注ぎ、グラス内の風味をリセットするとともに、チェイサーとして水を飲んでいました。私が見たところ、グラスで飲んでいる客はほかにいませんでしたが、じっくりとウイスキーを堪能できるので、持参することをおすすめします。
ウイスキーの記録
試飲は1回につき10㎖で、ここで紹介するほかにジンなども含め、計20回ほど飲んだと思います。
時間が経ったためほとんど記憶に残っていないのですが、それでも強く印象に残っているものから順に載せていきます。
「津貫2024年エディション」&「駒ヶ岳2023エディション」(無料)
無料試飲でもっともおいしかったのが、この津貫でした。隣に並んでいる駒ヶ岳より特徴があり、好みの味でした。おいしくて3回も試飲させていただき、後日ボトルを購入しました。開栓したらレビューします。
80年代のベンリアック(500〜1000円)
つづいて、兵庫県の「Bar Main Malt」さんのブースのベンリアック群です。ブースには70、80年代のオールドボトルばかり並べてあり、500~3500円で試飲できました。私はここで500~1000円の80年代の3本のボトルを試飲しましたが、どれもおいしくて感動しました。
「余市10年」(800円)
ノンエイジの余市が好きなので楽しみにしていたが、期待を上回るものではありませんでした。価格と入手性を考えるとノンエイジで十分と感じました。
「ダルユーイン1971」(2000円)
アルコール度数40度かつ、古すぎるためか、個性がなく感動はありませんでした。
以下は普通においしかったものと、あまり印象に残っていないものです。
「スプリングバンク ザ・テイスティング・ルーム」(1500円)
「オスロスク(2008-2023)」(1000円)
「リンクウッド1990 24年」(1000円)
「ジョンベッグ ブルーキャップ(50年代)」(値段不明)
「ブッシュミルズ12年」(無料)
「嘉之助シングルモルト」&「嘉之助ダブルディスティラリー」(無料)
「山鹿ニューボーン2023」(無料)
記録は以上となります。
ウイスキーのイベントに参加したのは今回が初めてでしたが、安価にたくさんの種類のウイスキーを味わえて大満足でした。